No.193
Activation of the aryl hydrocarbon receptor with structurally diverse ligands suppresses class switch to immunoglobulin A
Alex B. Costa, Gregory K. DeKrey
BMC Research Notes. 2025; 18:296. https://doi.org/10.1186/s13104-025-07364-3.
BMC Research Notes. 2025; 18:296. https://doi.org/10.1186/s13104-025-07364-3.
構造的に多様なリガンドに関わるアリル炭化水素受容体の活性化は、免疫グロブリンAへのクラススイッチを抑制する
アリル炭化水素受容体(AhR)の代表的アゴニストである2,3,7,8-テトラクロロジベンゾ-p-ジオキシン(TCDD)の活性化は、B細胞のクラススイッチ組換え(CSR)を抑制する。T細胞においては、構造的に多様なアゴニストによるAhR活性化が分化を不均一に変化させることが報告されており、一部のアゴニストはTh17細胞分化を促進する一方、制御性T細胞(Treg)分化を促進するアゴニストも存在する。今回、B細胞のCSRが異なるAhRアゴニストによって同様に影響を受けるかどうかを調べるため、マウス脾臓由来CD19+細胞をAhRアゴニストであるシナバリン酸(25μM)、5,11-ジヒドロインドロ[3,2-b]カルバゾール-6-カルボアルデヒド(FICZ、0.2μM)、インドール-3-カルバノール(I3C、200μM)、L-キヌレニン(25 μM)、タモキシフェン(10 μM)、TCDD(50 nM)、AhRアンタゴニストCH-223191(100 μM)に曝露した。曝露条件はIgAへのクラススイッチを誘導するように設定した。その結果、対照細胞(IgA+ 10.8%)と比較して、シナバリン酸(4.5%)、FICZ(2.5%)、I3C(2.3%)、キヌレニン(4.4%)、TCDD(3.9%)曝露後、IgA陽性細胞の割合が有意に減少した。対照的に、CH-223,191はIgA陽性細胞の割合を有意に増加させた(16.2%)。これらの結果は、活性化マウスB細胞におけるAhRアゴニストの共通効果としてCSRの抑制が生じ得ることを示唆している。
橋本弘規 2026/03