Journal Club

油症の原因となった物質の一つであるダイオキシン類化合物に関する最近の知見を紹介いたします。

No.189

Gut microbiota shapes cancer immunotherapy responses

Zhou CB, Zhou YL, Fang JY.
Trends Cancer. 2021 Jul;7(7):647-660. doi: 10.1016/j.trecan.2021.01.010. Epub 2021 Mar 2.

腸内細菌叢ががん免疫療法の治療反応性を規定する
 
近年、腸内細菌叢が免疫チェックポイント阻害薬(ICI)などのがん免疫療法の効果や副作用に大きく影響することが明らかになってきた。本レビューでは、腸内細菌が免疫応答を調節する機序と、免疫療法の効果を高めるための治療戦略についてまとめている。特定の腸内細菌(Akkermansia、Bifidobacterium、Lachnospiraceae など)はICI治療反応性と関連することが報告されている。また腸内細菌由来代謝物や免疫調節作用により腫瘍免疫環境が変化し、免疫療法の効果に影響を与える。さらに、腸内細菌を操作する治療戦略として 抗菌薬、糞便微生物移植(FMT)、プロバイオティクス、食事介入など が検討されており、ICI抵抗性を克服する可能性が示されている。
 
山村和彦 2026/03
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