No.182
Aryl hydrocarbon receptor: current perspectives on key signaling partners and immunoregulatory role in inflammatory diseases
Fatemah Bahman , Khubaib Choudhry , Fatema Al-Rashed , Fahd Al-Mulla , Sardar Sindhu, Rasheed Ahmad
Front Immunol. 2024 Aug 15:15:1421346. doi: 10.3389/fimmu.2024.1421346. eCollection 2024.
Front Immunol. 2024 Aug 15:15:1421346. doi: 10.3389/fimmu.2024.1421346. eCollection 2024.
アリール炭化水素受容体:炎症性疾患における主要なシグナル伝達パートナーと免疫調節の役割に関する現在の展望
アリール炭化水素受容体(AhR)は、全身に見られる汎用性の高い環境センサーおよび転写因子であり、環境、食事、宿主微生物群、および内部代謝の過程から生じる様々なシグナルに応答する。細胞分化、免疫応答、代謝、さらには腫瘍形成など、多くの生物学的機能の重要な制御因子としてのAhRの役割が、さらに多くのエビデンスで明らかになってきている。通常細胞質に存在するAhRは、アゴニストによって活性化されると核に移動し、主要遺伝子の発現を制御するために、アリル炭化水素受容体核移行因子(ARNT)または低酸素誘導因子1β(HIF-1β)と結合し、この複合体はその後、異種生物応答要素(XRE)と相互作用する。AhRは、当初異物に対する細胞の応答に関していると考えられてきたが、最近の研究では、種々の重要な免疫細胞に存在し、様々なサイトカインの発現と免疫エフェクター細胞の分化と機能、自然免疫と適応免疫の両方に重要な影響を及ぼすと考えられている。さらに、AhRの活性を調節する標的療法の開発が、免疫関連疾患の新たな治療戦略となり得る可能性がある。
高橋彩織 2025/2